和栗やの素材について
私達の体はそのほとんどが口から摂取するもので形成されています。 しかし、残念ながら世の中には出所のわからない物、見た目や味だけでは簡単に判断できないイミテーションが溢れています。
素材を選ぶ時に大切にしていること、それは自身の家族や大切な人にも安心して食べてもらえる物、それが最低限の基準となります。全てが完璧ということはありません、食材に特別こだわっているという意識もありません、まだまだ勉強も足りません。ただ商売や原価率を考えるその前に、飲食物を提供する上でのモラルを大切にしていきたい。できる限り出所のわかる物、生産者の顔が見える物、その作り手の思いも一緒にお届けしていきたい、それが創業以来揺らぐことのない、素材選びの考え方です。
『栗』
・生栗(茨城・笠間、岩間地方)
・剥き栗ペースト(茨城・笠間、岩間地方)
・渋皮ペースト(茨城・笠間、岩間地方)
日本一の栗の郷で収穫された、自社農園および同地域で生産された顔の見える、厳選された無燻蒸栗(※1)のみを使用
『乳製品』
・47%低温殺菌純生クリーム(北海道根釧地域限定・タカナシ)(※2)
・38%低温殺菌純生クリーム(北海道根釧地域限定・タカナシ)(※2)
・無塩バター(北海道・タカナシ)
・BEURRE FERMENTE 発酵バター(北海道根釧地域限定・タカナシ)
・低温殺菌牛乳(岩手・葛巻・タカナシ)
・自然放牧ジャージー牛乳(栃木・那須・森林ノ牧場)
・マスカルポーネ(北海道・タカナシ)
・生そふモンブラン/ソフトクリーム
自然放牧ジャージー牛乳(栃木・那須・森林ノ牧場)、低温殺菌牛乳(岩手・葛巻・タカナシ)
・栗薫アイスクリーム(茨城・小美玉ふるさと食品公社委託製造)
搾りたて生乳使用、安定剤、乳化剤、香料、着色料不使用
『砂糖・塩』
・ビートグラニュー糖(北海道)
・てんさい含蜜糖(北海道)
・粉糖、水飴(日本製)
・天日・平釜塩/海の精(東京・伊豆大島)
『粉類・米』
・有機小麦粉(国産)
・片栗粉(北海道)
・自家製粉白玉粉&餅米(茨城・石岡、鈴木農園)
農薬不使用、手間を惜しまず育てた安心、安全の愛情米
『お茶』
・厳選茎ほうじ茶(茨城・奥久慈、小室園)
・特上煎茶(茨城・奥久慈、小室園)
・和紅茶(茨城・奥久慈、小室園)
・手摘み上煎茶(茨城・奥久慈、小室園)
・手揉み上煎茶(茨城・奥久慈、小室園)
有機質肥料による土作りから製茶迄を自身で手がける名人(茶聖・小室栄寿)のお茶
※天候の良い日にだけ、名人が少量づつ焙じる特別な焙じ茶。
『生鮮品』
・卵/平飼い(茨城・奥久慈、尾関たまご村)
ゆっくり、のんびり産み終わる迄、自然養鶏家・尾関さんの国産飼料100%の愛情卵
※純粋な国産鶏「常陸赤鶏」に、常陸秋蕎麦を餌に配合した「そば玉」、
笠間産在来種の大豆を餌に配合した「SOY玉」、「たんたん』
・苺/女峰(千葉・松戸、湯浅農園)
一粒一粒手間を惜しまず、愛情込めて育てた、別格の朝穫り苺
※毎朝湯浅さんが自ら収穫した100%完熟苺を畑に取りに行き、ご提供しています。
・メロン(茨城・鉾田、大島種苗、旭村JA)
日本一メロンの郷より、高糖度厳選「優秀、秀クラス」限定の直送品
オトメメロン、アンデスメロン、クインシーメロン、エルソル
・レモン(和歌山・観音山フルーツガーデン)
皮まで安心、ワックス、防腐剤不使用
・桃/(JAフルール山梨)
特秀ランクの完熟桃
・リンゴ紅玉(青森・小田喜園)
・高地栽培バナナ(フィリピン)
・有機栽培バナナ(エクアドル)
・チャービル・ミント(国産)
・自家栽培ミント(自社農園)
・有機認証ワイルドブルーベリー(カナダ)
『その他』
・チョコレート・クーベルチュール55%/72%(フランス・ヴァローナ社製)
・純ココア(フランス・ヴァローナ社製)
・純米酒(茨城・笠間、磯蔵酒造)
・棒寒天/天草100%(長野・茅野)
・ゼラチン(森永・日本製)
・水飴(向後スターチ・日本製)
※ 1、流通している栗のほとんどは、収穫後に燻蒸剤を用いた薬剤処理が施されています。
※ 2、一般的なケーキに使用されているクリームは生クリームだけではありません。見た目は生クリームのようでも、安定剤が入っているものから、植物油脂を加えたもの、植物油脂だけで作られたホイップクリーム等、様々です。低温殺菌純生クリームはとてもデリケートで日持ちもしませんが、厳選された生乳に余計な添加物を加えず、時間をかけて丁寧に作られています。
※ 3、一般的なソフトクリームは多くの化学合成添加物が含まれている上に、生乳(牛乳)をほとんど使用していないものまであります。保存や扱いがとても難しいため、化学合成添加物を使用せず、搾りたての生乳を使用しているソフトクリームを提供しているところは国内でも数えるほどしかありません。
最後に・・・
食品添加物(科学合成)は腐敗を防いだり、保存性を高めたり、食感を良くしたり、色合いを良くしたり等、様々な用途・目的で使用されています。また添加物は、作り手にとってとても都合良く、とても便利な存在でもあります。一方、素材本来の味を簡単に誤摩化してしまう怖い存在でもあります。安全性については諸説あるのでここでは触れませんが、作り手の都合は食べる側にとって決して良いことばかりではありません。添加物使用と不使用の違いは、最初の口当たりよりも後味により現れます。一口目の美味しさ、味のインパクトは添加物や濃い味付けで作り出すことが可能ですが、本当に美味しいと思える、もう一口食べたくなるような後味を作り出すことはとても難しいです。最初の口当たりが良くても口の中に何か残るような感覚、食後にずっと喉が渇く感覚等が添加物を使用した際の特徴です。
作り手に都合の良い食品添加物は極力使わない、これを貫くことは決して簡単な事ではありません。それでも、素材が持つ本来の味、できる限り自然でスッキリとした味わい、本当に美味しいと思える後味、これらを一番大切な基本理念とし、製品作りを続けて行きたいと考えております。